漢方の平庵堂

群馬県前橋市の子宝・皮膚病・漢方よろず相談処

婦人科

月経前症候群(PMS)

生理が始まる5日から10日前ころから、胸の張りや痛み、むくみ、だるさ、イライラ、不安感、注意力の低下、頭痛肩こり、不眠、のぼせ、食欲不振、胃痛、便秘などなど多種多様な症状がからだに出てくることがあります。いわゆる、月経前症候群(PMS)と呼ばれるものです。卵胞ホルモンと黄体ホルモンのアンバランスや、プロラクチンの過剰分泌などが原因としてあげられていますが、とにかく不快な症状に間違いありません。

中医学では、月経から排卵までを「陰」、排卵後から次の月経までを「陽」ととらえていますが、その切り替わりを調節する「肝」の働きを整えることでPMSの不快な症状の改善をしていきます。多くの場合、「逍遥丸」を使うとすっきりしていただけますが、体質や症状によっては「加味逍遥丸」を使ったりしますし、胃腸の症状が強くてげっぷが多かったり、お腹の膨満感が強い時には「開気丸」を、頭痛や肩こりがひどいときには「冠元顆粒」を、といった具合に、症状に応じて逍遥丸と併用していただくことで、効果を早く出すことができます。

それほど辛くはないから、我慢できないこともないし、こんなことでわざわざ相談に行くのもなぁ・・・と、遠慮してしまう方がいらっしゃいますが、「我慢は女の敵」ですよ!不快な症状はなければないにこしたことはありません。まいにち笑顔で健やかに過ごしましょう。

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